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シラバスVer.6.0への対策【iパス 過去問】

シラバスVer.6.0の見直しの内容

2022年4月からの試験では、最新の「シラバスVer.6.0」が適用されています。シラバスVer.6.0は、2022年から高等学校で全生徒が必ず履修する科目「情報I」に基づいて改訂され、プログラミング的思考力、情報デザイン、データ利活用などの内容が追加されました。

シラバスは,試験範囲を整理してまとめたものです。分野ごとに項目が整理され、どんな知識が合格に必要かわかります。ITパスポート試験の公式サイトで確認することができます。ここでは、シラバスVer.6.0から追加された、重要な部分を紹介します。

AI、ビッグデータ、IoTをはじめとする新技術によって創出された新たな製品やサービスが企業活動や国民生活に浸透するなか、それらを効果的に活用するため、デジタルリテラシーに関する幅広い知識を身に付けることが求められています。学校教育では、新学習指導要領(*1)において、社会生活において必要不可欠となりつつある情報活用能力を、言語能力、問題発見・解決能力等と同様、学習の基盤となる資質・能力として教科横断的に育成する旨が明記され、小・中・高等学校を通じてプログラミング教育が段階的に実施されています。

特に、高等学校においては、令和4年度から、全ての生徒が必ず履修する科目(共通必履修科目)として「情報I」を新設して、生徒の卒業後の進路を問わず、情報の科学的な理解に裏打ちされたプログラミング的思考力や情報モラル等、情報活用能力を育む教育を一層充実していくこととなっています。また、政府の「AI戦略2021」(令和3年6月11日統合イノベーション戦略推進会議決定)(*2)においても、高等学校の共通必履修科目「情報I」の新設を踏まえ、ITパスポート試験の出題の見直しを実施し、高等学校等における活用を促すことが示されています。

このような状況を踏まえ、高等学校学習指導要領「情報I」に基づいて、iパスの出題範囲、シラバス等の見直しを実施し、プログラミング的思考力等の出題を追加することとしました。具体的な見直しの内容は以下のとおりです。

  1. 「期待する技術水準」高等学校の共通必履修科目「情報I」に基づいた内容(プログラミング的思考力、情報デザイン、データ利活用 等)を追加しました。
  2. 「出題範囲」及び「シラバス」高等学校の共通必履修科目「情報I」に基づいた内容(プログラミング的思考力、情報デザイン、データ利活用 等)に関連する項目・用語例を追加しました。なお、情報モラル(情報倫理)については、前回の改訂(「ITパスポート試験 シラバス」Ver.5.0)で先行して追加しています。
  3. 出題内容プログラミング的思考力を問う擬似言語を用いた出題を追加します。また、情報デザイン、データ利活用のための技術、考え方を問う出題を強化します。なお、試験時間、出題数、採点方式及び合格基準に変更はありません。擬似言語を用いた出題については、擬似言語の記述形式及びサンプル問題も公開しました。

シラバス Ver.6.0 への対策方法

シラバスVer.6.0では、高等学校の共通必履修科目「情報I」の新設を踏まえ、出題の見直しが実施されました。数多くの新しい項目・用語が追加され、特に大きな変更は疑似言語を用いたプログラム問題も出題 されることです。合格ラインをクリアするには、これまでよりも一層の対策が必要になります。

対策その1 新しい用語をチェックし、予想問題に挑戦しよう!

本サイトの「でる語句クイズ」では、シラバスVer.6.0から追加された用語も出題しています。ぜひ、学習に役立てください。ストラテジ系の「データ利活用」、テクノロジ系の「アルゴリズム」「情報デザイン」は、インプレス刊『かんたん合格 ITパスポート過去問題集 令和4年度 秋期』など、書籍でも確認しておきましょう。

また、本サイトの「5問チャレンジ」では、シラバスVer.6.0で追加された項目・用語に関する模擬問題を掲載しています。シラバスVer.6.0の新しい用語を確認したら、ぜひ、挑戦してみてください。

対策その2 新しい技術に関する項目・用語を覚えよう!

この数年、シラバスの改訂が続いており、その都度、多くの新しい項目・用語が追加されています。その中で、特に重要なのが、以下で紹介するAIやIoTなどの新しい技術に関連するものです。これらの用語は、シラバス Ver.4.0(2018年8月発表)において出題割合を高めるアナウンスがあり、今後も高い割合での出題が予測されるため、しっかり学習しておく必要があります。

新しい技術に関する項目・用語例

AI(ニューラルネットワーク、ディープラーニング、機械学習ほか)、フィンテック(FinTech)、暗号資産(仮想通貨)、ドローン、コネクテッドカー、RPA(Robotic Process Automation)、シェアリングエコノミー、データサイエンス、アジャイル、XP(エクストリームプログラミング、DevOps、チャットボット、IoTデバイス(センサ、アクチュエータほか)、5G、IoTネットワーク、LPWA(Low Power Wide Area)、エッジコンピューティングなど

対策その3 情報セキュリティ分野をおさえよう!

ITパスポート試験は、もともと情報セキュリティ分野からの出題割合は高いため、重点的に学習する必要があります。できるだけ多くの用語を覚えるように、情報セキュリティ分野全体にしっかり取り組んでください。特に「個人情報保護法」「攻撃手法」「リスクマネジメント」「情報セキュリティの要素」「技術的セキュリティ対策」「暗号技術」「生体認証」は必ず確認しておきましょう。

対策その4 プログラム(擬似言語)問題を攻略しよう!

新たにプログラミング的思考力を問う「擬似言語」の問題が出題されます。本サイトの『プログラム(擬似言語)問題の対策について』では、読み方の解説を行っています。初心者向けにていねいに説明しているので、プログラミングは未経験という方も、ぜひ、取り組んでみてください。

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